SNSだけの集客で大丈夫?ホームページを持つメリット・デメリット

SNSだけで集客できていても、ホームページは「SNSで興味を持った人が、最後に確かめに来る場所」として持っておくべきです。SNSは知ってもらうことには強い一方で、料金や所在地を確かめる場所、問い合わせを受け止める場所、そして問い合わせが何件あったかを数える場所としては弱いからです。
Masa Designも、2026年9月にこのホームページを公開するまでは、SNSと検索経由で月に1〜5件の問い合わせを受けていました。ところが、そのうち何件がどこから来たのかは「分からない」状態でした。SNSだけの集客で大丈夫かどうかは、まず数えられるようにしてから判断するのが確実です。
SNSだけの集客では、問い合わせがどこから来たか分からない
SNSだけで集客していると、問い合わせの件数は分かっても、どの投稿やどの経路から来たのかが分かりません。
Masa Designがこのサイトを作る前に自分の集客を書き出したときも、「今のサイトから来ていると分かる件数」の欄は「分からない/計測していない」でした。そこでサイトの公開と同時にGA4(Googleのアクセス解析)を入れ、問い合わせの目標を数字で決めています。
目標は問い合わせ月5件です。訪問者の1%が問い合わせると仮定すると、必要な訪問は月500回になります。1%はまだ実測前の仮の数字で、公開後に実際の割合が分かりしだい置き換えます。こうして数字で追える状態を作れるのは、ホームページがあってこそです。
ホームページとSNSの違いは「流れる」か「残る」か
SNSの投稿は時間がたつと流れて見られなくなり、ホームページの情報は検索や直接のアクセスでいつまでも見られます。
SNSは、新しい投稿をフォロワーに届けたり、写真や動画で雰囲気を伝えたりすることに向いています。一方で、料金表や対応エリア、会社の所在地のように「いつ見ても同じであってほしい情報」は、投稿の中に埋もれてしまいます。SNSで興味を持った人は、次に名前で検索して確かめることがよくあります。
ホームページを持つメリットは3つ
SNSと比べたときのホームページのメリットは、信頼の確認、問い合わせの計測、SNSの仕組みの変化への備えの3つです。
1. 確かめに来た人の不安を消せる。 社名や店名で検索したときにホームページが出てきて、料金・所在地・問い合わせ先がそろっていれば、相手は安心して連絡できます。SNSのプロフィール欄だけでは、書ける量に限りがあります。
2. 問い合わせを数えられる。 ホームページに問い合わせフォームを置き、GA4で送信完了と電話番号のタップを「キーイベント」(参考: Googleアナリティクス ヘルプ)として数えると、SNSから来た人が何件問い合わせたかが経路別に分かります。
3. SNSの仕組みが変わっても困らない。 SNSは表示の仕組みや規約がサービス側の都合で変わり、アカウントが使えなくなることもあります。自分のホームページは、その影響を受けません。
ホームページを持つデメリットは4つ、どれも抑え方がある
ホームページのデメリットは、費用、更新の手間、放置したときの逆効果、成果が出るまでの時間の4つです。どれも作り方で小さくできます。
- 費用がかかる:SNSは無料で始められますが、ホームページには制作費と、ドメイン・サーバーなどの維持費がかかります。最初は5ページに絞ると、制作費を抑えられます。
- 更新の手間がかかる:SNSに加えてホームページも更新するのは負担です。料金や営業時間のように変わりにくい情報だけをホームページに置き、日々の発信はSNSに任せると、更新は数か月に1回で済みます。
- 放置すると逆効果になる:料金や営業時間が古いままのホームページは、確かめに来た人を不安にさせます。少なくとも3か月に1回は見直してください。
- 検索から人が来るまで時間がかかる:検索結果に出てくるようになるまでには時間がかかります。そのあいだはSNSの投稿にホームページのリンクを貼り、SNSから送り込みます。
費用の考え方は料金ページに、見積もりを比べるときの注意点は相見積もりで見落としがちな3つの確認ポイントにまとめています。
SNSだけで十分なのは、3つの条件がそろうとき
予約や購入がSNSの中で完結し、名前で検索されることがほとんどなく、採用の予定もない場合は、SNSだけでも十分です。
- 予約・注文・支払いが、SNSやその中のサービスで最後まで完結している
- 社名や店名で検索されることがほとんどない(お客様がSNSの中だけで探している)
- 求人を出す予定がない
1つでも外れる場合は、ホームページを用意しておくと安心です。とくに求人を出すときは、応募を考える人の多くが、会社の名前で検索して中身を確かめます。
SNSとホームページは、3つの設定でつなぐ
SNSとホームページを両方持つなら、共有したときの見え方、リンク先、計測の3つを設定しておくと、SNSで集めた人をホームページで取りこぼしません。
Masa Designが2026年9月にホームページを調査した事業者のサイトでも、この3つで取りこぼしが見つかりました。
- 共有したときの見え方(OGP):ある事業者のサイトは、OGPという設定が全ページで入っていませんでした。LINEやInstagram、Facebookでリンクを共有しても写真が出ず、目に留まりにくい状態でした。og:title・og:description・og:image・og:urlの4つを入れると、タイトルと写真が表示されます(仕様: The Open Graph protocol)。
- リンク先:SNSのプロフィールに貼るリンクは、トップページではなく、サービス内容や予約・問い合わせのページにすると、迷わず次に進めます。
- 計測:別の事業者のサイトはGA4自体は正しく入っていましたが、電話番号のタップやLINEへのボタンのクリックが問い合わせとして数えられていませんでした。そのため、サイト経由の問い合わせが何件あるのか、本人も把握しにくい状態でした。
スマホで見たときの使いやすさも大切です。SNSから来る人のほとんどはスマホで開くので、ホームページのスマホ対応を確かめる5つの基準もあわせて確認してください。
この記事のポイント
- SNSだけで集客できていても、ホームページは「確かめに来る場所」として持っておく
- ホームページを持つメリットは、信頼の確認・問い合わせの計測・SNSの仕組みの変化への備えの3つ
- デメリットは費用・更新の手間・放置・成果までの時間の4つで、5ページに絞り3か月に1回見直せば小さくできる
- SNSだけで十分なのは、SNS内で完結・名前で検索されない・採用しない、の3つがそろうとき
- SNSとホームページは、OGP・リンク先・計測の3つの設定でつなぐ
よくある質問
SNSで集客している場合、ホームページは何ページから作ればいいですか?
最初は5ページで足ります。トップ、サービス内容、料金、会社概要、問い合わせの5つです。SNSで興味を持った人が確かめたいことは、ほぼこの5つに収まります。
ホームページで問い合わせを月5件にするには、何人の訪問が必要ですか?
訪問者の1%が問い合わせると仮定すると、月500回の訪問(セッション)が目安です。1%は実測前の仮の数字なので、公開後にGA4で実際の割合を測って置き換えます。
SNSから来た人の問い合わせを数えるには、何を設定すればいいですか?
GA4で2つの操作を「キーイベント」に登録します。問い合わせフォームの送信完了と、電話番号のタップです。これでSNSから来た人が何件問い合わせたかを経路別に数えられます。
SNSでホームページのURLを共有したとき、写真が出ないのはなぜですか?
OGPという設定が入っていないためです。og:title、og:description、og:image、og:urlの4つをページに書いておくと、LINEやInstagram、Facebookで共有したときにタイトルと写真が表示されます。
ホームページを作ったあと、更新はどのくらい必要ですか?
少なくとも3か月に1回は見直してください。料金や営業時間が古いままだと、SNSから確かめに来た人の不安につながります。お知らせを毎週書く必要はありません。
SNSだけで十分なのは、どんな場合ですか?
3つの条件がそろう場合です。予約や購入がSNSの中で完結している、社名や店名で検索されることがほとんどない、採用の予定がない、の3つです。1つでも外れるなら、ホームページを用意したほうが安心です。
SNSの集客をそのまま活かしながら、確かめに来た人を受け止める5ページのホームページを作りたい方は、今のSNSのアカウントを見せていただければ、必要なページを一緒に洗い出します。お問い合わせフォームから無料でご相談ください。